iiyamahirokojiいいやま広小路
いいやま広小路は、長野県の北に位置する飯山市のまちなか、飯山城址の南に広がるエリアです。幾筋もの小路が走り、歩いてめぐれる範囲に商店や住宅が建ちならぶこの地域は、古くから「広小路」と呼ばれて親しまれてきました。地域の中心となるのは、国の登録有形文化財の「飯山復活教会」。定住の牧師はおらず、月に一、二度、別の教会の牧師が来ます。小さな、小さな教会ですが、1932(昭和7)年に建てられてから現在まで、信徒はもちろん、老若男女、地域に生きるわたしたちにとって、大切なふるさとの風景のひとつとしてあり続けてきた大切な場所です。
「飯山復活教会とともに、広小路を長く、後世に」
その思いのもと、わたしたちは改めてこの地域を「いいやま広小路」と名づけ、まちの未来を考える「いいやま広小路会議」を開いてきました。ここに生きるわたしたちが充実した日々を重ねられるように、ここを訪れる人が共感や発見に満ちた時間を過ごせるように、まちの賑わいを醸成する催しを定期的に行うほか、基本計画と景観協定を策定し、温もりのあるコミュニティとふるさとの懐かしみに満ちた景観づくりに取り組んでいます。いいやま広小路は、こうした取り組みを通じて、次の世代に自信を持って受け継ぐことができるまちに成長していくことを目指しています。